STORY

「おれんじハウス」は、横浜市西区の一つの保育園から歩みを始めました。
  こどもたちの育ちに寄り添い、ご家族の想いを大切にしながら、医療的ケアが必要なお子さんの保育にもいち早く取り組んできました。
そして今では、横浜エリアにとどまらず、東京都内にも複数の施設を運営するグループへと成長しています。
また、自治体や地域と積極的に連携しつつ、必要とされる子育て支援をかたちにしながら、多くのこどもやそのご家族とともに育ってきました。
  ここでは、おれんじハウスグループがこれまでどのように歩んできたのか、その道のりをご紹介します。

はじまり

待機児童対策が急がれる中、その一助となるべく、2013年4月「NPO法人等を活用した横浜市家庭的保育事業」として公務員宿舎の一室でおれんじハウス西戸部保育園を開設。

2013 年

特定非営利活動法人おれんじハウス 設立

横浜市家庭的保育事業「おれんじハウス西戸部保育園」開設

2015年

既存園を小規模認可保育事業へ移行

2016年

横浜市産前産後ヘルパー・子育て支援ヘルパー・養育支援ヘルパー事業開始

2017年

企業主導型保育事業開始

東京都江戸川区へ事業展開エリアを拡大

グループ企業 ぷれいぐらんど株式会社 設立

2018年

企業主導型保育一時預かり事業開始

「医療的ケア児の居場所づくり」として保育園で医療的ケア児とそのご家族の支援を開始

医療的ケア児の保育園入園を推進するため、看護師支援チームを設置

2019年

おれんじハウスこども訪問看護ステーション 事業開始

地域の子育て家庭への相談会実施・つながりの場 開始

「横浜マラソン2019」より、関連イベントを含む託児支援および親子向けブースの運営を開始

地域の未就学児童へ無料で食事提供する「おれんじ食堂」(こども食堂) 開始

2021年

児童発達支援事業開始

保育・重心型児童発達支援複合施設「おれんじハウス中葛西教室」開設

児童発達支援施設「おれんじハウス西横浜教室」開設

居宅訪問型児童発達支援事業 開始 ※横浜市初

保育所等訪問支援事業 開始

2022年

インクルーシブ親子キャンプ 開始

2023年

新制度『横浜市医療的ケア児サポート保育園』に3園が認定

「横浜開港祭」にて、親子向けイベントブースの運営を開始

「未来を担うこどもの健康増進・小児医療環境の向上」をテーマにした横浜マラソンのチャリティ寄附先団体に選出

おれんじハウス中葛西保育園が(公財)ソニー教育財団の幼児教育支援プログラム保育実践論文にて奨励園賞に入選

2024年

認定NPO法人として県の指定を受ける。

バスケットボールリーグ所属「横浜エクセレンス」最終ホームゲームにて、キッズスペースを企画・運営。

社会的背景

医療的ケア児は医療の進歩により年々増加していますが、児童発達⽀援施設や保育園等での受け⼊れが進んでおらず、医療的ケア児や重症⼼⾝障害児が利⽤できる施設の運営は対応できる法⼈が限定されている。

現在、おれんじハウスでは、医療的ケア児が入園できる保育園や無料一時保育、訪問看護、産前産後ヘルパーなどの事業を運営し、トータルな支援を提供しています。地域で必要とされる子育て支援や医療的ケア児対応にも積極的に取り組み、職員のスキルアップや新たな支援事業の立ち上げを進めています。グループのビジョンである「すべての家族に子育てのよろこびを、すべてのこどもにその子らしさ」を実践し続けています。

What we want to accomplish

おれんじハウスグループが実現したいこと

すべての家族に⼦育てのよろこびを すべてのこどもに“その⼦らしさ”を

誰もがその人らしく安心して暮らせる社会の実現

インクルーシブな環境で過ごすことで、違いや個性を自然に認め合う心が育まれる

保育園が⼦どもの成⻑と家族を⽀える社会インフラへ

for children with medical care

医療的ケア児におけるおれんじハウスグループの強み

在宅から通所施設、保育園までトータル⽀援

こども訪問看護ステーションでの多くの医療的ケア児、重症⼼⾝障害児の対応実績

保育、発達支援、看護など、多職種が連携するグループ